オートバイの排ガス規制が段階的に強化されてきましたが、
具体的に何が規制されているのか余り知られていません。
乗っている人からすれば関係ないと思われがちですが、メーカーが
新製品を開発するのに非常に苦労するほどに何が規制されているのかは、
利用者としても知っておくべき事でしょう。
では、何がどう規制されているのか見てみましょう。

平成28年の排ガス規制では以下のようになりました。
(1キロメートル走行時に排出する排出グラム数)

・原付
 一酸化炭素:2.2→1.14
 炭化水素:0.45→0.30
 窒素酸化物:0.16→0.07

・小型二輪
 一酸化炭素:2.62→1.14
 炭化水素:0.27→0.20
 窒素酸化物:0.21→0.07

・大型二輪
 一酸化炭素:2.62→1.14
 炭化水素:0.27→0.17
 窒素酸化物:0.21→0.09


欧州の規制強化に追随する形での法令強化


これらの規制は欧州の内容に追随する形で行われており、
日本が独自に定めた物ではない点がポイントです。
つまり世界的な流れに合わせて規制強化が行われているため、
日本の道路事情や利用者の状態などを考慮していない点が問題です。

そのためメーカーとしては今までも最大限の努力をしてきたけれども、
それを上回る規制になっていることから苦労しています。
何でも規制すればいいという風潮になっているところが、
二輪製造メーカーにとっては納得できない点でしょう。

利用者側としては発売される機種が減ってしまう懸念もありますし、
その対応の分だけ値段が高くなってしまいますから、
どうしても新車市場よりは中古市場にながれやすくなってしまいます。